結婚して良かったと主人が言ってくれました

結婚して良かったと主人が突然言いました。
「どうしたの?」
驚いて訊いても何も言わずに笑っています。
何か心に心配ごとでもあるのかと、やんわり訊いてみましたがそんなものは何もないと言います。

失敗でもしたか?
と訊いても違うと怒ります。
私は、独身の頃あまり結婚に憧れる気持ちがなく、一生独身でも良いとさえ思っていました。
恐らく、不仲の両親を見たり離婚した友人を何人も見ていたからだと思います。
たぶん、人を信じることができないタイプの人間だったのだと思います。
独身であれば、自分のことを自分で責任を持って守り暮らして行けば良いわけです。
誰にも頼らず誰にも期待せず、自分できちんと働きやるべきことをやれば良しと見てもらえるのです。
でも、もし結婚相手が責任感の無い人であったり人の話を全く聞かないような人だったら、きっと苦労するでしょう。
それが何より怖くて、結婚したいと思わなかったのです。
ところが、縁とは人生とは不思議なものです。
今こうして幸せで楽しい家庭を築いているのですから。
でも思うのです。
私よりも、もっと良い人と一緒になった方が良かったのではないかと。
主人を始め、義父義母に本当によくしてもらっていて、本当の両親との関係よりも深い絆のようなものを感じています。
できないことも多く、自己嫌悪になったり申し訳なさでいっぱいなる時も、それをいつも許してくれます。
「結婚して良かった」は、むしろ私が言うべき言葉。
人を信じることが難しかった私がこんなにも人を信じ自分を信じ、未来を信じて生きています。

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